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白木信一郎の「投資運用苦楽」

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第206回 国際フォーラム開催の裏側

2014年06月13日

AIMA Japan一般社団法人(http://www.astmaxam.com/mailmagazine/mail.php?writer=2&detail;=201)という団体の運営に携わっており、同法人では、ヘッジファンドに関する国際フォーラムを毎年主催しています(http://www.gmac.jp/aima/HFF2014/)。2001年の発足当初は小規模での開催でしたが、年々規模も大きくなり、今では、海外からの参加者も増えています。過去5回ほどは東京証券取引所の大ホールを会場にお借りしての開催になっているので、150人以上収容できる規模のフォーラムとなっています。午前9時から午後5時まで、1日まるまる使った会議ですので、運営する方も準備にはそれなりの時間を要することになります。

今年は6月5日の開催でしたが、日本市場に対する運用者や投資家の興味を反映して、あいにくの天気にも関わらず大変盛況なフォーラムとなりました。一方、同法人は非営利を旨としていますが、会議の開催にはお弁当の準備、当日の受付、通訳の準備、資料の準備など、諸々の費用がかかることから、ご参加していただく方からの入場料以外に、企業によるスポンサー支援を仰ぐ必要があります。また、1日を通じて、ご来場していただく皆様が本フォーラムへの参加を有意義に感じられるように、質の高いスピーチやプレゼンテーション、パネルディスカッションの手配を早い段階から準備していく必要もあります。

例年2月くらいから少しずつ準備を始めることになります。毎年のことなので、主催者側も慣れてきているとはいえ、私を含め本業を持ったうえでのボランティア活動になりますので、準備の時間を確保するのも一苦労です。まず、フォーラムの1日の流れの骨組みを作るところから始めます。基調講演、プレゼンテーション、パネルディスカッション等は、時宜にかなったトピックを取り上げるように努めます。その後、講演者の選定などに入ります。また、今年は、フォーラム当日に機関投資家や運用者から事前に投資行動に関するサーベイをとり、フォーラムで発表することにしたため、業務を委託する別の会社と質問項目等を相談しながら決めていくという作業が加わりました。また、会議にかかる費用を相殺するために、スポンサー企業を募るのも私たちの役割です。フォーラムを活用して、様々な運用者や投資家の目に触れる機会を求めている金融機関、情報サービス会社、弁護士事務所等にフォーラムの趣旨を説明し、一部費用を負担していただくとともに、彼らの顧客にフォーラムへの参加を勧めてもらうことになります。

これら一連の作業を並行して行いつつ、当日の講演者やパネリストへの講演交渉などを行っていくことになります。このプロセスでは、関係者から様々な意見も出ますので、これらの意見の調整も行っていく必要があります。フォーラムの準備に携わるスタッフは業界の発展を考えて骨身を惜しまずに活動したおかげもあり、今年も成功裏に会を終えることが出来ました。しかし、スポンサー、講演者、スタッフや協賛してくださった企業のサポートがなければ、このようなフォーラムは成り立たないということを、今年も痛感しました。終了後、関係者の皆様から、今回のフォーラムについて暖かい言葉を頂くことで、来年も頑張ろう、という気になっています。この場をお借りして、今回のフォーラムに関わった皆様にあらためて御礼を申し上げます。


白木信一郎:
アストマックス投信投資顧問株式会社 取締役
ロンドン・ビジネススクール卒
1990年代はじめから債券投資、運用業務を経てヘッジファンド及びプライベートエクイティファンド等のオルタナティブ資産への投資を担当。ヘッジファンドの投資戦略に詳しく、セミナー、コンファレンス等において講師もつとめる。
AIMA(オルタナティブ・インベストメント・マネジメント・アソシエーション)
日本のヴァイス・チェアパーソン。
著書に「投資ファンドのすべて」(金融財政事情研究会)
http://store.kinzai.jp/book/10985.html

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